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Vol.5 「春眠、暁を覚えず」は体内時計のしわざ
色とりどりの花が咲き乱れる季節になりました。気候は日に日に温かくなっていき、うららかな陽気に「春眠、暁を覚えず」といった経験をする人も少なくないことでしょう。
自律神経の機能を守るという意味では、頭蓋骨のケアもまた重要です。頭蓋骨とは23個の骨がつなぎ合わさってできているものなのですが、そのつなぎ目は朝になると閉じ、夜になると開くといったように、開閉をくり返しているのです。
このおなじみの漢詩「春眠、暁を覚えず」の意味は、一般的には“春になるとぽかぽかしてきて気持ちがいいから朝起きられない”というふうに考えられがちです。ところが医学的な立場で解釈すると、「春眠、暁を覚えず」とはそうした意味にあらず。日照時間が長くなりはじめることによって不眠がちになるため、朝が来てもなかなか起きられなくなることを指していると考えられるのです。
人間の体には、昼と夜のリズムや四季のリズムに適応するための「体内時計」という機能が備わっています。体内時計とは特に“光”に影響を受けるもので、日が昇ると体を活動的な状態に切り替え、日が沈むと体を安静的な状態に切り替えるという働きを持っているのです。これを四季で考えた場合、日が短い秋や冬はよく眠れる季節、日が長い春や夏は睡眠不足になりやすい季節ということもいえます。
体内時計の作用によってもたらされる、春の不眠。これを改善するためにおすすめなのは、朝のウォーキングやジョギングです。朝日を浴びながら「歩く」「走る」といったリズミカルな運動を行うことによって、体内時計の乱れは改善され、良質の睡眠を得ることができるのです。また、もうひとつ実践しておきたいのは、3度の食事を決まった時間に摂るということ。規則正しい食生活は体内時計を正常な状態へと導き、スムーズな睡眠をもたらしてくれます。
さらに、体内時計は光に反応することから、夜の光環境にも配慮をしておきたいところ。夕食を終えたら室内の光量を落として明るさを抑える、夜遅くまでテレビやパソコンの画面を見ないことなどは、不眠解消法としてとても有効です。
朝の寝起きが悪い、昼間でも頭がボーっとする・・・最近、そんな症状に心当たりがあるという人は、ぜひ一度、体内時計の調整を試みてはいかがでしょうか。














